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海の町 糸満

漁師の町といわれる糸満市では現在も旧暦での行事が根強く残っています。新暦でのお正月に移行してきたほかの地域に比べ、お正月も新暦の正月よりも旧暦のお正月を盛大に行ないます。中には旧暦の1月1日に学校が休みになることも。また、5月4日に行なわれる糸満ハーリーも旧暦で行なわれています。漁師の町だけあって、市場に並ぶ海産物も新鮮です。糸満のかまぼこも美味しくて有名ですし。そのかまぼこでご飯を包んだ「ばくだん」と呼ばれるおにぎりも人気です。これは漁師が船上で食べやすいようにと考えられた食べ物で、中に包むご飯もジューシーだったり、味噌や梅などおにぎりのようにたくさんの種類があります。また海産物以外にも、農産物もたくさん作られており、市場には新鮮な野菜も数多く並んでいます。また、近年埋立地が発達しており、その埋立地上には様々な企業の工場が立ち並ぶ工場地帯もあります。数年前には新しくビーチも開かれ、その近隣にホテルが多く建設されています。以前は那覇から糸満へは移動に時間がかかりましたが、海中道路が開通し那覇から糸満への移動がだいぶスムーズに行えるようになったこともあり、最近では那覇のベットタウンとしても人気が高まってきています。アウトレットモールやショッピングモールも充実しており、旅行客にも人気がある場所でもあります。また、それ以外にも沖縄戦の終焉の地として知られる摩文仁の丘も糸満市に属しており、平和記念公園やひめゆりの塔などの戦跡が数多くある地域でもあります。意外と城(グスク)も多くあり、現在でもその石垣を見ることができます。また、海人(うみんちゅ)が漁に出る際、安全と豊漁を祈願する「白銀堂」も有名ですね。ここには「意地が出たら手を引きなさい、手が出たら意地を引きなさい(イジヌンジラーティーヒキ、ティーヌンジラーイジヒチ)」という格言の舞台になっていると言われています。海に出る前には「白銀堂」で祈願をしてから出港するそうです。


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