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失われつつある方言

沖縄のおじぃおばぁの標準語は方言です(笑)沖縄に住む私ですらおじぃおばぁの会話は全く理解することが出来ません。単語単語を理解しているので、ある程度の意味を理解することは出来ますが、会話全体が方言になってしますと、わからない単語が出てきます。その方言はどういう意味なのか尋ねても、今度は彼らが方言以外の説明が出来ないことが多いので、結局理解できないまま会話が終わってしまうなんて事がたびたびあります。沖縄は日本とは独立した文化を進んでいます。そのため方言も独特なものが多く、方言に触れる機会の少ない私たちの世代は方言を話すことも殆どありません。私たちの親の世代も、方言で会話をすることは殆どないといえるでしょう。なぜ、このようになってしまったのでしょうか?


方言が失われてしまったのは、沖縄の悲しい歴史、沖縄戦について語らなくてはなりません。当時の沖縄は日本の領土でありながら遠く離れた島国のため、日本の文化よりも琉球王朝からの文化のほうが根強く残っており、会話の殆どは方言だったといえるでしょう。そんな状態の中沖縄戦が悪化し、日本兵と共に非難する生活が続いたといいます。その避難生活の中、うちなーんちゅ同士、方言で会話をすると日本兵は理解できない方言の会話に不安を感じ、方言での会話が禁止されるようになりました。もし方言で会話をしていたらスパイ容疑をかけるようになったのです。実際にスパイとして処分されてしまった悲しい過去もあるかもしれません。沖縄戦以前から方言ではなく標準語を話すよう教育されていましたが、沖縄戦時の上記のような悲しい歴史から、戦後はますます標準語を話すよう教育されていたといいます。学校で方言を話してしまったら、「方言札」と呼ばれる木の札を首から下げてすごしていたそうです。もちろん当時は標準語を話すことが成長したときに沖縄県外へ出ても生活できるようにと喜ばれていたので、悪いことばかりではなかったはずですが、今の時代、沖縄本来の方言が失われつつあることに危機を感じている人も多くいることでしょう。いまでは学校でも正し方言を伝えようと様々な工夫を凝らして子供たちに方言を学んでもらっています。私たちの世代の殆どは方言を聞き取ることも話すことも出来ないと思います。また、私たちの親世代も先に述べたように方言を話せない教育を受けているので、聞き取ることは出来ても話すことは出来なかったり、独特の方言は聞き取ることも出来ない場合もあります。やはり、その土地に根付く大切な歴史です。このまま失われることがなうように、私たちが頑張って方言を残していく活動を行なわなければいけないと思います。


沖縄の方言で良い言葉だなぁと思うものがたくさんあります。その中でも特に好きな言葉を居つくか紹介させてくださいね。まずは「いちゃりばちょーでー」これは例え初対面でも一度でも会ったのならばもう兄弟も同然。という意味です。この言葉は人を思いやるうちなーんちゅの行動そのものだと思います。困っている人がいるとそういって始めてあった人のことでも喜んで助けてくれるのです。初めて会った人でも、緊張を感じさせないとてもよい言葉だと思います。言葉だけでなく、実際にそのように行動するうちなーんちゅは誇りですね。「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」これはかつての琉球王国の最後の王様が歌った琉歌の一部として伝わっていますが、「命こそ宝」とそのままの意味なんですが、その琉歌には「戦世がおわり、これから平和になるから、どうか嘆かないで命あってこその物種なんだ」という意味が込められています。琉球王国は滅んでも人々の心に影を残さないような、そんな思いを込めた王様の言葉にはとても深い愛を感じます。きっと国民をとても愛していた王様だったのではないかと、私は思います。いまでも良く耳にする言葉ですね。「ちゅら」この言葉はもしかしたら一番知られている方言ではないでしょうか?「ちゅら」と聞いてすぐに思い浮かべるのは多くの人が「美ら海水族館」ではないでしょうか?そう、「ちゅら」とは「美しい」という意味です。「ちゅらかーぎー(美人)」等も有名な方言ですね。「よんなー、よんなー」とおじぃおばぁにいわれると思わず和んでしまいます。「ゆっくり、ゆくっり」という意味ですが、慌てているときなどにふと、「よんなーよんなー」と声を掛けられると、不思議と落ち着くのです。一呼吸おいて行動することが出来るので、私はなんだか安心してしまう言葉ですね。きっと普通に「ゆっくり、ゆっくり」と声を掛けられても同じように落ち着くことは出来ないと思うのですが、何故か方言で、ゆったりとした口調で言われると、本当に不思議なんですが落ち着くんですよね。言葉の響きが心地よいからかもしれませんね。あとは「てーげー」ですね。これは「適当に」と言う意味ですが方言でそういわれるとこれまた不思議ですが、それほどいやに気にならないのです。その言葉に込められた心がそのように感じさせてくれるのだと思いますが、おじぃおばぁのいう「てーげー」という言葉のおくには「完璧にしすぎないで、適度に息を抜きなさい」といったように労わりの心が込められているのです。その気持ちが伝わるからこそ、とてもよい言葉だと思います。そのほかには高校野球のときに目にすることの多い「ちばりよー」も全国に知られている方言ですね。「頑張れ」という意味の方言ですが「がんばれー」といわれるよりも「ちばりよー」といわれたほうが力が出て来るような気持ちになるのはやはりうちなーんちゅの血が沸きあがるのでしょうね。


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